
コンマイ語とは、KONAMIの大人気カードゲーム「遊戯王デュエルモンスターズ」にて度々登場する日本語によく似た言語を指す言葉である。(一説によるとKONAMIのアナグラムらしい。)
なまじ日本語に似通っているばかりに多くのデュエリストを困惑させ、「初心者お断り」という雰囲気を醸し出してしまっている感さえある。
2022年2月にリリースされた「遊戯王マスターデュエル」というゲームにおいてもコンマイ語は散見され、多くの初心者デュエリストが脱落してしまった一因ともなっている。※諸説あり
このシリーズではそんな難解なコンマイ語を一つ一つ日本語訳しようというわけである。
不可能と思われる試みではあるがどうか私の挑戦を見届けていただきたい。
第一回はこちら↓
チェーン順
遊戯王には「チェーン」というシステムがあります。そしてチェーンの理解度は勝敗に直結する部分でもあります。
今回はその中でも「チェーンの順番」に焦点を当てて解説をしていきます。
「そもそもチェーンって何?」という方は第2回の中で少し解説しておりますのでどうぞ↓

あらかじめ言っておくが今回はクイズ形式ではない!!

え、何で?

めんどくさいからさ!!

こいつとの会話形式が続くのヤダなあ……。
チェーン順の決まり

遊戯王では複数のカードが同時に発動条件を満たした場合、
1,ターンプレイヤーの強制効果
2,非ターンプレイヤーの強制効果
3,ターンプレイヤーの任意効果
4,非ターンプレイヤーの任意効果
この順番でチェーンを組みます。
そしてその中で同じ分類の効果があった場合(例えば自分の任意効果が2つ以上あった場合)、その順番は自分で決めることができます。

まあ初歩的な部分だよね。

チェーンって聞くとクラピカ思い出すよね。
【チェーン順】を理解するための問題集
Q1,【クリッター】をリリースし、【氷帝メビウス】を召喚しました。チェーン順はどのように組まれるでしょう?(配点32点)
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果を発動できない。
効果モンスター
星6/水属性/水族/攻2400/守1000
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した時、フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。そのカードを破壊する。

何で普通に問題出してんの!?

さっき問題出さないって言った時に「こいつとの会話形式が続くのヤダなぁ……あーテキトーな女抱きてぇな」って顔に書いてあったから気を遣ったまでさ。

「女抱きてぇ」とは思ってねーわ!

俺との会話が嫌だっていう部分は否定しないんだ……マーイーカ!!!

どんな精神状態だよ。
さて、正解はクリッター→メビウスです!
処理順は逆にメビウスで2枚破壊してからクリッターでサーチですね。
解説
クリッターは「ターンプレイヤーの強制効果」、メビウスは「ターンプレイヤーの任意効果」です。
そのため、既にご説明した法則に当てはめるとクリッター→メビウスの順でチェーンを組むことになります。

ちょっと大事な部分だからメビウスについて解説を補足するね。

え、そんなキャラだったっけ?オナラの音量を自由自在に操作するくらいしか出来なかったこがねむしにもついにブロガーとしての自覚が芽生えたんだね!

電子タバコが普及した現在においても、紙タバコの中で絶大な人気を誇る「MEVIUS」という銘柄がある。実はこれは2012年8月までは「MILDSEVEN」という名前だったんだ。
何故「MEVIUS」になったのかというとね。まずは「MILDSEVEN」の魂を受け継ぐ意味で頭文字である【M】と【S】。そこに更に「進化」を意味するEvolutionから【EV】、そして私【I】とアナタ【U】。これらを繋げて「MEVIUS」になったんだ。
当時からの愛好家はコンビニで注文するときに「マイルドセブン」って言ったりして店員さんを困らせたりするけど、メビウスになったのは10年も前なんだから今の若いアルバイトの子たちは知らなくて当たり前なんだよね。時の流れって面白いね。

僕の期待を返せ。
Q2,【ふわんだりぃず×いぐるん】が除外されてる状況で【ふわんだりぃず×ろびーな】を召喚しました。チェーン順はどのように組まれるでしょう?(配点37点)
効果モンスター
星1/水属性/鳥獣族/攻 600/守1200
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、
この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。デッキからレベル4以下の鳥獣族モンスター1体を手札に加える。その後、鳥獣族モンスター1体を召喚できる。
(2):表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
(3):このカードが除外されている状態で、自分フィールドに鳥獣族モンスターが召喚された場合に発動できる。このカードを手札に加える。
効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 800/守1000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、
この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。デッキからレベル7以上の鳥獣族モンスター1体を手札に加える。その後、鳥獣族モンスター1体を召喚できる。
(2):表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
(3):このカードが除外されている状態で、自分フィールドに鳥獣族モンスターが召喚された場合に発動できる。このカードを手札に加える。

なんかこいつらの動き方っていうか……「特色」っていうの?まぁ感性は人によるけど俺は……なんていうか……

おい絶対に変なこと言うなよ?

個性が溢れててすごく面白いし、使っても使われても最高に楽しいよね!

そんなわけねーだろボケ!!

呼び水を出すとすぐこれだよ。

さて、正解は「好きな順番で組んでいい」です!
解説
ろびーなといぐるんの効果はどちらも「ターンプレイヤーの任意効果」なので、好きな順番でチェーンを組むことが出来ます!

あくまで補足ですが……

いえ結構です。

いやこれはマジなやつだから

ハイハイじゃあ好きにどうぞ。特に期待してないから何でもいいですよ。

このように好きな順でチェーンを組める場合は「サーチ効果」を先にした方がいいです。
【チェーン1)ろびーな→チェーン2)いぐるん】という風にチェーンを組むと、相手は灰流うららを持っていたとしても、ろびーなのサーチ効果を止めることができません。
灰流うららの採用率はほぼ100%ですので、常に警戒しておきましょう。

本当にマジメなこと言うつもりだったのね、なんかごめん。

あ、大丈夫です。

メッチャよそよそしい
結論:チェーン順を制するものはデュエルを制することもある

マスターデュエルにおいてはあまり意識しなくとも困らないチェーン順ですが、意図的に順番を操作することによって勝ち星を拾えることも少なくないため、上達を目指すのであれば必ず意識しましょう。
特に相手のチェーンを許さないアクセスコード・トーカー等をチェーンの最後に持ってくるのは基本中の基本にして必殺技でもあります。
リンク・効果モンスター リンク4/闇属性/サイバース族/攻2300 【リンクマーカー:上/左/右/下】 効果モンスター2体以上 このカードの効果の発動に対して相手は効果を発動できない。 (1):このカードがリンク召喚に成功した場合、そのリンク素材としたリンクモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力は、そのモンスターのリンクマーカーの数×1000アップする。 (2):自分のフィールド・墓地からリンクモンスター1体を除外して発動できる。相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。このターン、自分の「アクセスコード・トーカー」の効果を発動するために同じ属性のモンスターを除外する事はできない。
このカードをチェーンの最後にすれば、このカード自身を激流葬などから守れますし、リンク召喚時に墓地に送ったモンスター等の効果を墓穴の指名者から守ることもできます。
ちなみにチェーン順の設定はデフォルトだとオフになってますので、オンにしておくことを強く推奨します。↓


何でデフォルトがオフなんだろうね?

いや俺に聞かれても。

冷たい。
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