コンマイ語とは、KONAMIの大人気カードゲーム「遊戯王デュエルモンスターズ」にて度々登場する日本語によく似た言語を指す言葉である。(一説によるとKONAMIのアナグラムらしい。)
なまじ日本語に似通っているばかりに多くのデュエリストを困惑させ、「初心者お断り」という雰囲気を醸し出してしまっている感さえある。
2022年2月にリリースされた「遊戯王マスターデュエル」というゲームにおいてもコンマイ語は散見され、多くの初心者デュエリストが脱落してしまった一因ともなっている。※諸説あり
このシリーズではそんな難解なコンマイ語を一つ一つ日本語訳しようというわけである。
不可能と思われる試みではあるがどうか私の挑戦を見届けていただきたい。
第一回はこちら↓
デュエルにおいての「話し合い」とは
「デュエル」とは即ち、プレイヤー同士の知略・力・魂のぶつかり合いである。
お互いの戦略を交えることは幾千、いや幾億もの言葉を交わすことと同義。
そして一流のデュエリストであれば、デュエルを通して互いの住所・氏名・年齢・好物・休日の過ごし方・家族構成・学歴・好みのタイプ・直近3か月の渡航歴などを把握できる。(これでも全体のほんの一部である。)
「こいつはカーバンクルのルビー。」
「カーバンクル?」
「伝説上の生き物さ。」
「ふーん、伝説って?」
「ああ!」
最上級デュエリストともなればこれで会話が成立する。もはや彼らにとっては日常全てがデュエルであるため、目を見ただけで大体のことが理解できるのである。
なるほど、今回はこういう抽象的な題材を掘り下げていこうというわけね。確かに対人ゲームである以上、心構えとかの部分も大事だからね。
いや全然違うけど。
じゃあ何のための説明だったんだよ。
コwコwロwガwマwエwwwwwwwウキャキャキャキャwwwww
商品リンクを煽りに使うやつ初めて見た。
【話し合い】でしか解決できない問題集
Q1,フィールドには発動中の【ポールポジション】、【デーモンの斧】を装備した【ワイト】が存在する。この状況で【クリッター】を召喚できるか?(配点2300万点)
永続罠
フィールド上に表側表示で存在する、攻撃力が一番高いモンスターは魔法の効果を受けない。「ポールポジション」がフィールド上に存在しなくなった時、フィールド上に表側表示で存在する攻撃力が一番高いモンスターを破壊する。
装備魔法
(1):装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた時、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。このカードをデッキの一番上に戻す。
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果を発動できない。
通常モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200
どこにでも出てくるガイコツのおばけ。攻撃は弱いが集まると大変。
え、どういう状況?
ややこしい状況だし少し整理するか。
俺には何も難しくないけど。
1,ワイトはデーモンの斧で攻撃力1300になる。
2,しかしポールポジションの効果で魔法効果を受けなくなるのでワイトの攻撃力は再び300になっている。
3,ここにクリッターを召喚できますか?という問題。
正解は「話し合いで解決してください」です!
訳が分からないよ。
解説
1,この状況でクリッターを召喚すると、フィールドで最も攻撃力が高いモンスター=クリッターになる。
2,するとワイトはポールポジションの対象ではなくなるため、デーモンの斧の効果で攻撃力1300に戻る。
3,再びワイトがポールポジションの対象になり、魔法の効果を受けなくなり攻撃力300に戻る。
2と3を永遠にループする。
かつては「無限ループを引き起こす行動は出来ない」という裁定が出ていたため、問題の状況では攻撃力301~1300のモンスターを出すことが出来ませんでした。
これが悪名高き(?)ポルポジロックである。
しかし現在は裁定が変更され、
「ご質問の状況がデュエル中に発生した際には、対戦相手の方と話し合って進めていただいたり、大会中であれば審判の判断で進めていただけましたら幸いでございます。(21/04/12)」
という裁定が出ている。
遊戯王カードWiki – 《ポールポジション》 (yugioh-wiki.net) より引用。
最低の裁定だよな。
現場に丸投げするならそもそも裁定変更しなくても良かったんじゃ……
最低の裁定だよな?
ちなみに上述のような理由からか、2022年12月現在、遊戯王マスターデュエルにはポールポジションは未実装です。
最低の裁定……
Q2,【マインドクラッシュ】で相手がきちんと手札を捨てているかをどのように判断すればよいか?(配点∞)
通常罠 (1):カード名を1つ宣言して発動できる。宣言したカードが相手の手札にある場合、相手は手札のそのカードを全て捨てる。宣言したカードが相手の手札に無い場合、自分は手札をランダムに1枚選んで捨てる。
ごめん、これもどういう意味の問題か分かりにくいんだけど……。
ヘボッ
【マインドクラッシュには相手の手札を見る効果はない】と付け加えれば分かる?
「ヘボッ」って聞こえた気がするけど咳払いってことにしておこう。ムカつくから。
ヘボ牛の言う通り、マインドクラッシュに相手の手札を見る効果はないため、相手が「指定のカードはありません」と申告した場合、本当に指定されたカードを持っていないのか確かめることが出来ません。
また、例えば「増援でサーチした戦士族を指定してマインドクラッシュを発動」などのありがちな状況においても、その戦士族モンスターが手札に何体いるのかの情報がないため、過少申告による不正が可能です。
この問題の正解はなんと「話し合いで解決してください」です!
でしょうね。
解説
手札は非公開情報であるため、マインドクラッシュの効果を正しく処理してくれるかどうかは相手の良心に委ねることになります。
その点、トッポってすげーよな。最後までチ●コたっぷりだもん。
大会などであれば「ジャッジに確認を依頼する」といった対処が可能ですが、ジャッジによっては対応してくれないことも考えられます。
え?何で?
形はどうであれ、「非公開情報を対戦相手に教える」という行為には違いないからな。あとめんどくせーからな。
ちなみに2016年までは「マインドクラッシュで相手の手札を確認できる」という特殊裁定が出ていたため、不正を行うことは不可能でした。
そもそも裁定変更しなくて良かったんじゃ……(2回目)
最低の裁定だよな!!
本当は「うるさい」って言いたいけど構ったら負け。犬の夜泣きと同じ。
ちなみにマスターデュエルでは虚偽申告が不可能なため、普通に実装されています。使ってみてはいかがでしょうか?
ヴェーラーって意外とパンツ見えてるんですよね。
え、マジすか?(手札凝視)
マインドクラッシュ発動、「エフェクト・ヴェーラー」を指定します。
しまったぁ!!
伝説の「パンツマイクラ」をこの目で見れるなんて!
結論「話し合いで解決するしかない」
このように遊戯王には「話し合い」でしか解決できない場面が稀によくあります。
しかもそれらは普通にポールポジションやマインドクラッシュを発動するだけで起きるものであり、その際の判断は当事者たちに委ねられています。
いつも対戦相手へのリスペクトを忘れず、円滑なコミュニケーションを取れるよう心がけましょう。
逆に言えば相手がコミュ障なら自分の有利な裁定を押し付ける大チャンス!ってことだぜ!
お前ホントクソだな。
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