いきなりですが、これらに心当たりはありませんか?
・いくら寝ても眠い
・「イビキがうるさい」と言われたことがある
・目覚めたときに喉が酷く渇いている
もしも当てはまるのであれば、あなたは睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
俺自身も重度の睡眠時無呼吸症候群であり、上記のような症状に悩まされていました。
しかし「CPAP(シーパップ)」という治療器具と出会えたおかげで噓のように楽になりましたので、その紹介をしたいと思います。
今回はマジメな書き出しですね。
牡蛎出汁!?
お医者さんも海鮮丼になったんですか!?
質問の意味が分かりませんが、私は海鮮丼ではないです。
こがねむしが興奮している理由についてはこちら↓
【睡眠時無呼吸症候群】とは
睡眠時無呼吸症候群とは、その名の通り「睡眠時に呼吸が止まる病気」です。
何らかの要因で、眠っている間に呼吸が止まってしまうのです。
当然、呼吸が止まると脳に酸素が供給されません。つまり窒息している状態です。
そのため睡眠の質が極めて低く、何時間寝ても眠い状態が続きます。
俺は20秒以上呼吸が止まることが頻繁にあったそうです。
死にかけでしたね。
【CPAP】とは
この機械と酸素マスクのようなパーツをチューブで繋いで顔に装着します。
するとこの機械から高圧の空気が送り出され、気道が塞がるのを防いで呼吸を補助してくれます。
ついでに右側の水が入っているパーツは取り換え自由で、空気が乾燥する時期に加湿機能を追加するオプションです。
フローリングだとモーターの駆動音が聞こえるので、写真のように下にタオルとか敷くといいですよ。
使用時間はその夜に寝ていた時間です。
「イベント」は1時間あたりに呼吸が止まっていた時間です。
それらのデータは自動で医師の元へ転送される仕組みです。それにしても寝すぎじゃないですかね。
データを見ての通り、無呼吸症状はほぼ無くなり、ぐっすり眠ることができるようになりました。
ただし最初の何日かは高圧の空気を流し込まれる感覚が逆に息苦しく、奇声を上げながら2回くらい目覚めました。
1週間ほどでCPAPなしでは生きられない体になりました。
【睡眠時無呼吸症候群】で嫌だったことランキング
お医者さん、睡眠時無呼吸症候群で嫌だったことをランキング形式で話してもいいですか!?
ええ、いつもこの辺から危なくなってくるので落ち着いて話してくださいね。
第5位
【彼女にフラれる(計2回)】
5位の割に重いですね。
睡眠時無呼吸症候群の大きな問題点の一つが「イビキ」です。※個人差があります。
一説には「口呼吸になってしまうからイビキをかく」なんていう話もあります。
しかし俺の場合はそもそも鼻の気道が塞がることによってイビキをかいているので、試しに口に布ガムテープを貼って寝てもイビキは止まりませんでした。
絵面が拷問そのものですね。
「イビキをかく」ということは、それだけで睡眠を共にした人間全てを不幸にするため、とにかく嫌われる原因になります。そして眠っている自分自身もイビキのダメージは受けているわけで、まさに百害あって一利なしです。
第4位
【喉が痛すぎる】
鼻の気道が狭まることによって無意識に口呼吸をしてしまうらしく、とにかく喉が痛いです。
こがねむしは舞台役者をしていた時期もあり、稽古期間だろうと本番期間だろうと毎日のように喉を痛めるのは本当に地獄でした。
舞台役者だったの初耳なんですが。
第3位
【眠い】
とにかく眠い。そしてたまに頭も痛い。
しかし寝ている間に窒息しているのだからそれも当然ですよね?
常に集中力や注意力がなく、酷く疲れている状態。
その状態で生きる人生とはどんなものか――。
そして、その辛さを理解してもらえない中で生きる人生とはどんなものか――。
想像するだけで恐ろしくないですか?
何で急に抒情的な問いかけになったんですかね?
え、普通に書いているつもりなんですけど……。
今日はちょっと強めの薬出さないとダメだな。
第2位
【眠い】
3位と被っちゃいましたね。
4つしか思いつかなかったんです。
そういう時は4位までにするといいですよ。
確かに!すごい!
第1位
【自分が辛いという自覚がない】
睡眠時無呼吸症候群の悪影響は多岐にわたります。
イビキ、頭痛、破局、疲労感、不細工、倦怠感、不景気、仏滅しか空いてないスケジュール、眠気、臆病、のどの痛み、堕落、その他ありとあらゆる体調不良――。
いくつか関係ないですね。
ですが本当の恐ろしさは自分にとってはそれが当たり前という状況だと思います。
「イビキがうるさい」と言われても自分でそれを聞くことはなく、いまいちピンと来ない。
本当は「メチャクチャ眠い」状態なのに、自分ではそれが普通だと思っている。
「みんなは遅刻しないのに、自分はどうしても朝起きれなくて遅刻をしてしまう。理由は自分がだらしないから。」
少なくとも俺はそんな風に誤解していました。酷い話ですよね?
現に俺が“眠かった”ことに気付いたのはCPAP治療をしたからです。
CPAP治療を始めてからは、常習的だった遅刻も少なくなり、今では他人の遅刻を徹底的に追及できるようにまでなりました。
治療前より悪質ですね。
実際にCPAPを使うまでの流れ
CPAPは医療器具ですので通院が必須です。
その際の大まかな流れは下記のようになります。
1,呼吸器科に行き、睡眠時無呼吸症候群の相談をする
2,自宅で検査キットを使い、睡眠時のデータを取る
3,病気の疑いがあれば検査入院(1日)
4,睡眠時無呼吸症候群の診断を受ける
5,CPAP治療のために月1で通院を続ける
俺の場合は自宅検査のデータがヤバすぎたので、検査入院をスキップして即CPAP治療が開始されました。
死亡と蘇生を繰り替えしているようなデータでしたからね。稀にそういう方もいます。
CPAP治療は保険適用されるので、レンタル費(1ヶ月4,000円)+診察費で借りることができます。参考までに俺の場合は月4,500円ほどですね。
ちなみに俺の診察は1回あたり1分もかからず「今月も大丈夫ですねー。じゃあまた来月。」と言われて終わります。なんか切ないです。
別に長時間拘束されたいわけじゃないけど……何だろうこの感じ。
CPAP治療の効果
CPAP治療を開始して最初の数週間で明らかに体調が良くなりました。目覚めも良くなり、日中の集中力も向上しました。
因果関係があるのかは分かりませんが、1ヶ月に一度くらいのペースで訪れていた片頭痛の頻度が減ったのが個人的に嬉しかったです。今では半年に1回くらいになりました。
別にCPAPをやれば片頭痛が治るとか言ってるわけじゃないですよ!!??あくまで俺の場合は頻度が減っただけであって、生活環境の変化とか他の要因の可能性もあるから頭痛に関して何か言われても責任取らないですからね!?
誰もこがねむし君を責めたりしてないので大丈夫ですよ。ちょっと疲れちゃいましたかね?まずは深呼吸しましょう。
個人的にはCPAP治療は素晴らしいものだと思っていますが、それでも月に4,000~5,000円+通院の手間というと、人によっては高いと感じるかもしれません。というか俺も実際そうでした。
しかしそれはCPAP治療を始める前は「眠くない」感覚を知らなかったからです。
俺にとって「今日はいっぱい寝た!快調!」という状態が他の人の半分以下の元気度だったわけです。それが分かった今となっては、月10,000円と言われても平気で払えます。
12,500円までならノータイム即決ですね。
そこまで金額を刻むと印象良くないですけどね。
とにかく、睡眠でお悩みの方は是非一度は呼吸器科に足を運んでみてください。
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