【遊戯王】コンマイ語を本気で解説するTurn12「行為を強制する」

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遊戯王マスターデュエル
この記事は約9分で読めます。

コンマイ語とは、KONAMIの大人気カードゲーム「遊戯王デュエルモンスターズ」にて度々登場する、日本語によく似た言語を指す言葉である。(一説によるとKONAMIのアナグラムらしい。)

なまじ日本語に似通っているばかりに多くのデュエリストを困惑させ、「初心者お断り」という雰囲気を醸し出してしまっている感さえある。

2022年2月にリリースされた「遊戯王マスターデュエル」というゲームにおいてもコンマイ語は散見され、多くの初心者デュエリストが脱落してしまった一因ともなっている。

こがねむし様
こがねむし様

脱落の原因については諸説あります。

このシリーズではそんな難解なコンマイ語を一つ一つ日本語訳しようというわけである。
不可能と思われる試みではあるがどうか私の挑戦を見届けていただきたい。

第一回はこちら↓

※あくまで合法です

警察の画像
画像は何の関係もありません。

今回の題材は「遊戯王プレイヤーに行為を強制する」というものです。

一見すると、強制わいせつ罪が成立しそうな事案です。
しかし、遊戯王のカードの中には合法的に相手プレイヤーに特定の行為を強制できるカードがあります。

この記事ではそれらの特殊なカードについて解説していきます。

こがねむし様
こがねむし様

たまんねぇぜ。

決闘者
決闘者

最悪な書き出しやめろ。

【行為の強制】とは

イタチ
イタチ(?)です。かわいいですね。

遊戯王には実に多種多様なカードがあります。

ライフを回復するもの、モンスターを破壊するもの、カードを手札に加えるもの、etcなもの。

その中で、ある意味で最も独特な種別がプレイヤーに行為を強制する効果です。

こがねむし様
こがねむし様

クリッター等の「強制効果」とは別物です。その辺ちゃんと分かってんの?アぁン?

決闘者
決闘者

これからそれを解説するんだろ。オラつくな。

こがねむし様
こがねむし様

確かに!!

例えば、ダイノルフィアデッキによく入っている【イタチの大暴発】はプレイヤーに行為を強制するカードです。

通常罠
(1):相手フィールドの表側表示モンスターの攻撃力を合計した数値が自分のLPよりも高い場合に発動できる。相手フィールドの表側表示モンスターの攻撃力を合計した数値が自分のLP以下になるように、相手は自身のフィールドの攻撃力が0以外の表側表示モンスターを選んで持ち主のデッキに戻さなければならない。

相手のモンスターをデッキに戻す効果ではなく、相手にモンスターを戻させる効果なのです。

このように「相手は~しなければならない。」という風に書いてあるのが行為を強制する効果です。

こがねむし様
こがねむし様

一応補足すると、このカードはおそらく「オナラ」のことを表していると考えられます。

決闘者
決闘者

世界一くだらない補足やめろ。

【行為の強制】の問題集

こがねむし様
こがねむし様

早速だが問題集に行くぜ!

決闘者
決闘者

今回は早いね。どうして?

こがねむし様
こがねむし様

ああ!

決闘者
決闘者

いや質問してるんだけど……。

Q1,相手の【ジ・アライバル・サイバース@イグニスター】を【イタチの大暴発】でデッキに戻させることはできるでしょうか?(配点 2000ペリカ)

リンク・効果モンスター
リンク6/闇属性/サイバース族/攻   0
【リンクマーカー:上/左/右/左下/下/右下】
属性が異なるモンスター3体以上
(1):「ジ・アライバル・サイバース@イグニスター」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードの元々の攻撃力は、このカードのリンク素材としたモンスターの数×1000になる。
(3):このカードは他のカードの効果を受けない。
(4):1ターンに1度、このカード以外のフィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊し、このカードのリンク先となる自分フィールドに「@イグニスタートークン」(サイバース族・闇・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する。
通常罠
(1):相手フィールドの表側表示モンスターの攻撃力を合計した数値が自分のLPよりも高い場合に発動できる。相手フィールドの表側表示モンスターの攻撃力を合計した数値が自分のLP以下になるように、相手は自身のフィールドの攻撃力が0以外の表側表示モンスターを選んで持ち主のデッキに戻さなければならない。
こがねむし様
こがねむし様

問題の補足条件として、自分のライフポイントは1、アライバルの攻撃力は2億とします。

決闘者
決闘者

極端すぎるだろ。

成人男性VR
サイバース族って仮想空間にしか存在してないイメージですよね。え?違う?ふーん……良かったね。

正解は「戻させることができる」です。

解説

強力な耐性を持つ【ジ・アライバル・サイバース@イグニスター】略して「アライさん」ですが、【イタチの大暴発】は「相手にデッキに戻すことを強制する効果」であるため、アライさんを蹴散らすことが可能です。

こがねむし様
こがねむし様

分かりやすく例えると、アライさん(不良)に直接言っても無駄なので、その親を脅してアライさんを自主退学に追い込む感じです。

決闘者
決闘者

例えが邪悪すぎるだろ。

勿論アライさん以外にも、ロンゴミアント(略してゴミ)等も除去できるので覚えておきましょう。

H-Cロンゴミアントの画像
H-Cロンゴミアントの画像
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/戦士族/攻1500/守1500
戦士族レベル4モンスター×2体以上(最大5体まで)
(1):相手エンドフェイズに発動する。このカードのX素材を1つ取り除く。
(2):このカードのX素材の数によって、このカードは以下の効果を得る。
●1つ以上:このカードは戦闘では破壊されない。
●2つ以上:このカードの攻撃力・守備力は1500アップする。
●3つ以上:このカードは他のカードの効果を受けない。
●4つ以上:相手はモンスターを召喚・特殊召喚できない。
●5つ以上:1ターンに1度、発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。

Q2,自分の【痛み分け】によって、相手が【E・HEROソリッドマン】をリリースした場合、【E・HEROソリッドマン】の②の効果を発動できるでしょうか?(配点 5兆2678億9987万4002点)

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通常魔法
自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。相手はモンスター1体をリリースしなければならない。
遊戯王 E・HERO ソリッドマン LGB1-JP012 ノーマルパラレル 【ランクA】 【中古】
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1300/守1100
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札からレベル4以下の「HERO」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが魔法カードの効果でモンスターゾーンから墓地へ送られた場合、「E・HERO ソリッドマン」以外の自分の墓地の「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
こがねむし様
こがねむし様

初心者の方向けに一応説明しておくと、リリースであっても「墓地へ送られた」扱いになります。

決闘者
決闘者

詳しくは第9回で解説しています。

ウーバーイーツ
小遣い稼ぎにウーバー配達員をやってみようと思ったら、ウチの近所に対応してる店は一つもありませんでしたトホホ。え?「関係ない話するな」って?これが無関係に思えるなら、アナタもまだまだということです。まあ無関係だけど。

正解は「発動できない」です!

決闘者
決闘者

マ?

こがねむし様
こがねむし様

……ナ?

決闘者
決闘者

いや、「マ?」って言うのは若者言葉で……

こがねむし様
こがねむし様

ブォッ

決闘者
決闘者

屁をこくな。

解説

一見すると魔法カードの効果で墓地へ送られているようにしか見えませんが、ソリッドマンをリリースするのは【痛み分け】の効果ではありません

あくまで「相手が自分でリリースしただけ」に過ぎません。
こちらはそうするように強制しただけです。

決闘者
決闘者

考え方が悪そのもの。

こがねむし様
こがねむし様

「正しき闇の力」と言え。

「正しき闇の力」とは……
遊戯王デュエルモンスターズGXの主人公、遊城十代が持つ能力(?)。

十代自身もその名に恥じぬ邪悪さを持っており、相手の打開札に平気で神宣を撃ったりデッキ破壊の使い手を逆にデッキ破壊して分からせたり人質を取られたら普通に暴力で解決したりします。

ご興味ある方は是非ご覧ください。公式サイトはこちら
こがねむし様
こがねむし様

ちなみに俺が一番好きなシリーズがGXです。1話完結のコメディなので誰にでもオススメです。

決闘者
決闘者

3期以降は遊戯王シリーズの中でもダントツで重くて暗いので要注意。

話が横にそれましたが、【痛み分け】によって相手モンスターが墓地へ送られても、それは【痛み分け】の効果ではなく、相手自身の手によって墓地へ送られたことになります。

「相手は~しなければならない。」と書いてあるカード全般に当てはまることなので覚えておきましょう。

結論:「行為を強制する」のは【正しき闇の力】

決闘者
決闘者

結論がおかしい。

1問目の解説でも述べた通り、【イタチの大暴発】に代表されるようなプレイヤーに行為を強制する効果は、相手のモンスターの耐性をすり抜けることができます。

カード自体に何かをするのではなく、相手プレイヤーに何かをさせるというイメージです。

こがねむし様
こがねむし様

たまんねぇぜ。

特殊な種別の効果ではありますが、決して珍しいカード群ではありません。そのため、こういった知識を持っているかどうかは、実際のデュエルでも影響してくる可能性が高いです。

先に挙げた【イタチの大暴発】はもちろん、例えば【Evil★Twins キスキル・リィラ】【轟の王 ハール】なんかもそれなりの頻度で出会うと思います。

特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2200/守2200
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドのリンクモンスター2体をリリースした場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手は自身のフィールドのカードが3枚以上の場合には2枚になるように墓地へ送らなければならない。
(2):自分の墓地に「キスキル」モンスター及び「リィラ」モンスターが存在する限り、このカードの攻撃力・守備力は2200アップする。
効果モンスター
星9/闇属性/魔法使い族/攻3000/守3000
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「轟の王 ハール」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):1ターンに1度、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合に発動できる。相手は自身の手札・フィールドのモンスター1体を墓地へ送らなければならない。
(3):魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、自分フィールドの「ジェネレイド」モンスターまたは魔法使い族モンスターを合計2体リリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。
こがねむし様
こがねむし様

効果で墓地へ送られること」が発動条件のモンスターを使うときは充分に注意しましょう。

コンマイ語は極めて難解です。
しかしこうして一つずつ紐解いて理解していけば、遊戯王で必ず強くなれます。

これからも頑張って覚えていきましょう。

灰流うらら
灰流うらら

え、今回私まだ喋ってないけど終わっちゃう感じこれ?

とりあえずダイヤ帯には行けるレベルのマイナーデッキ紹介もしてます↓

灰流うらら
灰流うらら

ウラララァ!!

ブログ村に参加してます。

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