遊戯王マスターデュエルseason19(2023年7月環境)において、魔界劇団のみでマスターTier1まで登頂したので立ち回りなどを全3回(今回まで)でまとめるつもりでした。
しかし上手くまとめられませんでした。
残念な結果発表で始めるなよ。
とりあえず、Part1とPart2はこちら(デッキレシピはPart1に載ってます。)↓
出でよTier表(作・俺)!
(Tier表作成にはこちらのサイトを利用させていただきました。 )
このTier表に沿って漫然と上から順に解説していましたが、よく考えると「使用率が高い+不利な相手」に絞って解説すればいいということに前回の途中でやっと気付きました。
悲しい事件だったね。
【魔界劇団】の対戦相手ごとの立ち回り、マインド
vs “The” ビーステッド †深淵の獣†
<ポインド:リ・コントラクト・ユニバース>
遊戯王に数あるテーマの中でも抜群の中二病ネームを持つモンスター達です。
鳥肌が立ちますね。
いや普通にカッコいいだろ。
え・・・?
墓地を利用しない魔界劇団にとって、ビーステッドの共通効果は痛くも痒くもありません(本当は痛い)が、†烙印の獣†や†氷剣竜ミラジェイド†による安定した着地狩りはかなり苦手です。
永続罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに「ビーステッド」モンスターが存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドのドラゴン族モンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):自分・相手のエンドフェイズに、自分の墓地の「烙印」永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドに表側表示で置く。
融合・効果モンスター
星8/闇属性/幻竜族/攻3000/守2500
「アルバスの落胤」+融合・S・X・リンクモンスター
(1):「氷剣竜ミラジェイド」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):自分・相手ターンに1度、「アルバスの落胤」を融合素材とする融合モンスター1体をEXデッキから墓地へ送って発動できる。フィールドのモンスター1体を選んで除外する。次のターン、このカードはこの効果を使用できない。
(3):融合召喚したこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。このターンのエンドフェイズに相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
これは魔界劇団というより、ペンデュラムテーマ全体の弱点だよね。
でも「手数が出せる+少ない枚数からワンキルが出来る」魔界劇団にとって、着地狩りは致命傷にはなりません。本当の問題点は↓
前回、エルドリッチの項目でも解説した通り、「焼き尽くしてから殴る」という魔界劇団の動きではバトルフェイズに沸いてくるビーステッドにあっさり止められてしまいます。
またビーステッドは持久力も高く、たとえ盤面を焼き尽くしても倒しきれなければ、墓地のリソースを使って再展開されます。
根本的に相性が悪いのDA☆
そこで役に立つのが†魔界劇場「ファンタスティックシアター」†による効果書き換えです。
「†」を付けると一気にカッコ良くなるな。
え・・・?
フィールド魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札の「魔界劇団」Pモンスター1体と「魔界台本」魔法カード1枚を相手に見せて発動できる。見せた魔法カードとカード名が異なる「魔界台本」魔法カード1枚をデッキから手札に加える。
(2):P召喚した「魔界劇団」Pモンスターが自分フィールドに存在する限り、相手が発動したモンスターの効果は「相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を選んで破壊する」となる。
相手の手札からビーステッド特有の湿り気を含んだ酸味のある嫌な臭いがする場合、†魔界劇場†を発動しつつ、†宴タ女†をセットして殴りかかりましょう。
それはビーステッドではなく、カードショップの臭いでは?
一見、ハードルが高いようですが「エキストラ+魔界劇団」がいれば、表側のカードを3枚まで破壊しつつ、†宴タ女†をセットしながら†魔界劇場†を発動することが可能です。
(下の手順はあくまで一例なので、手札次第でアドリブ盛り込んでください。†デッキを奏でよ†)
~具体的な手順~
1,エキストラを発動し、P効果で特殊召喚
2,エキストラの効果で自身をリリースし、ビッグスターをセッティング
3,魔界劇団を召喚し、それを素材にハイパーDをリンク召喚
4,ハイパーDの効果でビッグスターを抜擢し、代わりにメローマドンナをセッティング
5,ビッグスターでデッキから†魔界の宴タ女†をセット
5,ハイパーD+ビッグスターでスーパーPをリンク召喚
6,メローマドンナのP効果でワイルドホープをサーチし、そのまま発動
7,スーパーPでワイルドホープを破壊し、†魔界劇場†を発動
8,破壊されたワイルドホープの効果でコミック・リリーフをサーチし、そのまま発動
9,EXデッキからビッグスター+ワイルドホープorエキストラ(※下記参照)をペンデュラム召喚
10,ビッグスターの効果でデッキから†魔王の降臨†をセットして発動(表側のカードを3枚まで破壊)
※相手の場に高攻撃力のモンスターがいるなら、9のタイミングでエキストラを出して入れ替えて分からせましょう。
まあ少なくともミラジェイドはいるだろうからなァッ!自分のエースに焼かれて●ねッ!!
憎しみ強っ
後は①相手が手札のビーステッドを使えば劇場の効果書き換えで宴タ女が破壊されて終わり、②相手が何もしなければそのまま殴って終わりです。
永続魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに2度まで使用できる。
(1):自分フィールドの「魔界劇団」モンスター1体をリリースし、自分の墓地の「魔界台本」魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドにセットする。
(2):自分のEXデッキに表側表示の「魔界劇団」Pモンスターが存在し、セットされたこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。デッキから「魔界劇団」Pモンスターを任意の数だけ特殊召喚する。
え?ビーステッドが2体いたらどうするかって?その時は「ハイハイ運が良かったですね☺」って言えばOKです。
何ひとつOKじゃないが。
vs アダマシア
<ポインド:最強のカードを使う>
アダマシアの最終盤面にはパキケファロor結界像+ナチュルビーストがいるので、冥王結界波が入っていない魔界劇団で返すのは2億4000万%不可能です。
エキゾチック・ジャパン
何言ってんの?
となると必然的に制圧される前に動きを潰すのが重要です。
前回の記事で確率載せましたが、68%程度で増殖するG、灰流うらら、無限泡影が引けるので、まずはこれらを引いてください。
まあ、一流デュエリストなら必然的に引ける確率でしょ?
お前自身、全然引けてないけどな。
続いて考えるべきは「止めどころ」です。
灰流うらら、無限泡影が引けた場合はとりあえず御影志士を止めましょう。
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/岩石族/攻2300/守1800
レベル4モンスター×2
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから岩石族モンスター1体を手札に加える。
●手札から岩石族モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
アダマシアに撃っても後続が止まるかは相手の手札次第ですが、とりあえずブロック・ドラゴンさえ呼ばせなければ最終盤面よわよわなので。
灰流うららを止められるコアキメイルがいても、御影志士の素材として消える場合もあるしね。
しかし問題は何の妨害も引けなかったor相手の指名者で防がれた場合です。
この場合は最強のカードを引くしかないです。
最強のカードって?
遊戯王で最強のカードと言えば、いわずもがな超融合です。
アダマシアがパキケファロ等でロックをかけてくるタイミングはこちらのターンであることが多く、妨害カードが引けていなかったとしても超融合で未来を拓ける可能性があります。
そうか、よくバロネスとか羅天神将の効果で出てくるもんね。
シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/戦士族/攻3000/守2400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
(3):お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地のレベル9以下のモンスター1体を対象として発動できる。このカードを持ち主のEXデッキに戻し、対象のモンスターを特殊召喚する。
リンク・効果モンスター
リンク3/地属性/戦士族/攻2200
【リンクマーカー:左上/左下/右下】
同じ種族のモンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のスタンバイフェイズに、このカードのリンク先の表側表示モンスター1体を対象として発動できる。種族がそのモンスターと同じとなるレベル4以下のモンスター1体を、このカードのリンク先となる自分フィールドに手札から特殊召喚する。
(2):自分・相手のバトルフェイズ開始時に、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
超融合じゃバロネスは処理できないけど、ナチュルビーストさえ処理できたら何とかなりそうだね。
流行りの羅天神将+ナチュビで超融合なんて決めてみな?飛ぶぞ。
手数で押してくるスプライトやティアラメンツと違い、アダマシアは「魔界劇団が苦手とする対話拒否系の制圧」+「Pテーマが苦手とするナチュビ」なので、勝つためにはどうしても高い運命力が要求されますが、ガルーラの実装によって超融合で打開できる盤面が大幅に増えています。
最後まで諦めずに頑張りましょう。
ちなみに口上は「見せてやろう!心の闇が作り出した、最強の力の象徴!絶対無敵!究極の力を解き放て!発動せよ!超融合!」です。
vs エクソシスター
<ポインド:絶対に美少女をペロペロする>
お前やっぱり馬鹿だろ。
ああ!
着地狩り大得意テーマ第2弾です。
エクソシスターは制圧が強いタイプではないですが、着地狩り性能は環境トップクラス。
着地狩りに弱いのはペンデュラムテーマが背負いし†宿命†です。
さらに大抵の場合は相手フィールドに【エクソシスターズ・マニフィカ】しかいないため、こちらの切り札とも言うべき圧倒的パワーカード【魔界劇団-ラヴァ・ゴーレム】が使えません。
ラヴァゴの面接してなくない?
ラヴァゴ君はこちらから劇団にスカウトしたんだよ。彼と違って強いもん。
彼の面接の様子↓
ここでマスター2で対戦したvsエクソシスターの動画をごらんください。
このように自分の手札と相手の行動を照らし合わせ、シビアに1、2ターン後まで考える必要があります。
実際、私をマルファに当ててたら大変なことになってたもんね。
あ、決着までの続きはリプ欄で見れますが、絵面が地味なのでそんなに面白くはないです。
灰流うららが普通に会話に混ざってる。
ペンデュラムテーマである魔界劇団は自分から墓地に触ることは稀なので、その点ではエクソシスターに多少強く出れますが、着地狩りで除外されるとEXデッキにも溜まらないため、かなり苦戦を強いられます。
着地狩りに加え、魔界劇団が苦手とするバトルフェイズ中の特殊召喚も行えるため、かなり戦いにくいです。
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):800LPを払って発動できる。デッキから「エクソシスター」モンスター1体を選び、さらにそのモンスターにカード名が記された「エクソシスター」モンスター1体をデッキから選ぶ。そのモンスター2体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主のデッキに戻る。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「エクソシスター」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
着地狩りに限って言えばvsビーステッドと同じような感覚だけど、「アトラクターの有無」「バトルフェイズ中の特殊召喚の止めにくさ」「ラヴァゴの刺さらなさ」で、実際の苦手度はダンチだぜ☆
ダンテだぜ☆
まず、魔罠を割れれば手数的に問題はないのですが、41枚デッキから【ライトニング・ストーム】×3+【ハーピィの羽箒】の計4枚を後攻の初手6枚に引き込める確率は48.29%です。
大体半分かー。
微妙にアテにはできない数字だね。
間違いなく魔界劇団の天敵(の12テーマの内の1つ)と言えるね。
それでもプレイングで気を付けることがあるとするならば、vsふわんだりぃずの時に書いた「絶対に●す」という意思です。
実はエクソシスターにはふわんだりぃずと同じような弱点があります。
それは圧倒的な殺意の前には無力ということです。
何言ってんだコイツ。
えーっと。
エクソシスターはマルファの「エクソシスター以外が存在すると効果を使えなくなる」という効果のせいで、ニビルやビーステッドは採用してないことが多いんだよ。だから、手数でゴリ押しできるデッキの場合、増Gを撃たれても気にせず全力でライフを狙えば勝てる可能性が高いってことだと思うよ。
……え?
そうだよ(便乗)
今確実に「……え?」って言った。
基本的に不利なのは解説してきた通りですが、「確実に●す」と決めたなら十分に勝ちに行けます。
その勝機の目安になるのが先ほど挙げた48%です。
魔罠さえ割ってしまえば、後は着地狩りが2回くらい来るだけです。エキストラを隠し持ったまま、着地狩りを撃たせきれれば勝利濃厚(信頼度:赤保留くらい)です。
微妙じゃねーか。
とは言っても、「ガムシャラに攻めれば勝てる」という訳ではありません。というより、むしろ真逆。
基本的には絶望的に不利な相性であることを意識し、リソース管理や先読みを徹底し、丁寧に●すことを心掛けましょう。そして絶望顔のシスターちゃん達を
このクソ牛を今から保健所に引き渡すので、突然ですがここで終わりです。ありがとうございました。
バイバイだぜ☆
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